お陰様でナゴヤドーム公演終了しました。ありがとうございました。
個人としても、たぶんバンドとしてもミュージシャン的には思うところも多々ありますし、この歳になってもまだまだ反省すべき点も沢山ありますが、バンドマンとしては最高のライブが出来たんじゃないかと感じてます。大阪のイベントがあったり、TV出演があったりとスケジュール的にはかなりタイトな中でナゴヤドームの本番当日を迎えましたが、そのバタバタした感じも逆にプラスに作用したのかなぁ、なんて思ってみたりもしてます。
28日でバンドも30周年を迎えました。ここまで来れたのも一重に皆様のお陰ではありますけれども、もともとと言えば4人が出会うべくして出会ったというのも確かな事実だと思ってますしそれが全ての始まりだったとも感じてます。
「15年も休んでおいて」と冗談のようによく言いますが、でもやっぱりその期間も含めての活動だったと今は強く思います。もしその15年の休止が無かったら今のTHE YELLOW MONKEYは無かったのではないかとまで今は思います。
これだけ活動が長いとそれぞれの時期に様々なモードやスタンス、バンドの関係性や対外的な関係性など色々とありましたが、総括的に見て、私は今が一番安定している時期だと思ってます。まぁ、メンバー全員がそう若くはありませんので、身体的な懸念材料だけは以前よりも増えてはいますけれどもっ川˃̶᷄‧̫˂̶᷅川
今年は芯の強いバンドグルーヴを追求した「9999」のリリースがあり、それを引っさげたツアー「GRATEFUL SPOONFUL」でさらなる新しい武器を手に入れてバンドが一段確実にステップアップしたことをメンバー全員が感じていますし、おそらくそれがライブでもキチンと体現できているのではないかと思える事が一番大きいことかもしれません。
少し前の「昔も良かったけど、今も良い」ではなく「今が一番良い」ってそろそろ言い切っても良いですか?
昨夜はレコード大賞アルバム賞を頂きました。昔、テレビで偉大な先人達が受賞していたあの賞、そしてあの盾を頂けたことは光栄であり、純粋に嬉しいです✧*。٩川ˊᗜˋ*川و✧*。
今まで、1つには生演奏に拘ったライブコンサートを、そしてスマッシュ的に単発で曲をリリースすることはあってもやはりバンドである以上はアルバム制作というものをもう1つの大きな大きな柱として活動してきた中で、その1つであるアルバムを高く評価して頂けたことは本当に感慨深いです。
思えばサブカルというかアンダーグラウンドな活動から始まり、文字通り地下室のようなライブハウスでライブを繰り返しながら、当初は「分かる人さえ分かってくれれば良い」みたいな気持ちで自分たちの思うような自分たちの好きな音楽をやっていました。ですが、やはり音楽をやるからには多くの人に認めてもらうことも大事なことと思い直し、そこからここまでくるのにはとても長い時間がかかりましたが、今回の賞を頂いたことで改めて世の中の認知を得られているのだなぁという確かな実感を得られて嬉しいばかりです。
レコードは文字通りその時の「記録」。そしてアルバムは写真のアルバムのように何度も見返す(聞き返す)もの。何年経っても何十年経っても色褪せないような、そんなアルバムをこれからも創り出してこの世の中に残せていけたら、と思います。。。
バンドはずっと「いつの時代にも色褪せない普遍的に良いと思える音」を追い求めてきました。
色褪せない、風化しないものを作っておけば、作品達は僕らの手を離れたところで独り立ちして育っていき、そして時間が経つことで魔法がかかっていくという、そんなこともあるのかも知れない、そんな気もしています。
とにもかくにも、ドームはツアーは始まったばかりの真っ只中ですので、次の大阪、東京2DAYSに向けて年が明けたら準備に入りたいと思います。来年も宜しくお願い致します。ฅ川 ̳> ·̫ < ̳川ฅ